今日は、イバがせっかく車あるんだしどっか行こうということで、さいたま市のスーパーアリーナにある「ジョン・レノンミュージアム」へ。
正直、別にレノンは好きだけども熱烈なファンというわけでもなく。
むしろ「愛と平和」なんて言ってる世間一般のイメージとかもあまり「なんだかなぁ」とか思っている俺としては「え〜っ!?」とちょっとイヤな顔してたのが事実で。
んでも絶好のドライブ日和なので、とりあえずドライブを楽しんでたんだけど。
行ってみて、実際にミュージアムを観てみて予想以上に面白かったので大満足。
レノン・ミュージアムは、ジョンの生い立ち〜ビートルズ時代を経て、その後の平和活動からソロ活動、そしてあの運命の1980年12月08日まで、ジョン・レノンという「1人のアーティスト」を表現した、1つのアート作品として全館が構成されていた。
「ビートルズの〜」とか「ロックンローラーの〜」といった、ある限られた範囲ではなく、それらをトータルし、そしてオノ・ヨーコというかけがえのないパートナーを得て死に至るまでの生涯を、彼の愛用した品や、様々な資料、そして彼の作った様々な曲とともに紹介する総合アート作品になっている。
つまり「ジョン・レノンにまつわる展示館」ではなく、「ジョン・レノン(という稀代のアーティスト)を表現したアート」として全体が1つに構成されているのだ。
このミュージアムの展示手法、構成にオノ・ヨーコがどこまで関わったのかを僕は知らないけれども。
「ジョン・レノン」というモティーフを、全館で1つのアート作品として提示してみせたこの構成力は素直にすごいなぁと思った。
ジョンがヨーコと初めて出会った時の、有名なエピソードである「Yes」のアートも、わかりやすい形で再現されている。
生い立ちにあわせ年代順に構成された各展示室をめぐっていくのだけども、最後の展示室の1つ手前。
ダコタハウスでの最後の(そしておそらくは最も幸福な)日々から、運命の「1980年12月08日」へと至る回廊がこのミュージアムのクライマックスだ。
白塗りの壁に、白く浮き彫りで壁に小さくつけられた「1980.12.08」の表示。
白く静かな廊下を抜けたその先にある、最終展示室への入口。
その入口を抜けた先に待っているのは・・・・・・。
こうきたか、と率直に思った。
やられたよ、ジョン。
行ったことない人のためにあえてそこに何があったかは書かない。
ただ、ジョン・レノンって別にそんなに知らないし、って人も、すっげぇカリスマ的に尊敬しちゃってる人も、それなりに楽しめるんじゃないかな?
正直、ここまでクオリティが高いミュージアムだとは思ってもいなかったので、嬉しい誤算というか。
やっぱりね、なにかしらインスパイアされるものがあったよ。
場所が場所だから、あまり今日は人もいなかったし。
でも、あまり人がごちゃごちゃしている中では観たくないなココは、って思った。
「私的(プライヴェート)な世界」を普遍性まで昇華させたのが、ジョン・レノンがアーティストとしての本当の凄さだから。
その世界を堪能するには、やっぱりこっちも私的に、一個人として向き合いたいし。混んでたらそれはできなかったろうし。
補記その1:
展示品の中で一番心惹かれたのは「LOVE」の作詞カード。
タイプライター打ちされた(展示されていた作詞ノートで、唯一これだけがタイピングされていた)原稿の上から、マジックでなぐり書きして訂正と、追加が入り完成稿となっていく過程。
最初の段階でこの歌がどのようなものだったのか。そして、どのように加筆訂正され、そしてあの歌へとなっていったのか。
その片鱗が見え、それはそれはとても興味深いものがあった。
ちなみに、「LOVE」は、ヨーコの影響で日本文化に強く興味を持ち始めたレノンが、俳句や短歌などの「定型詩」に魅せられ作り上げた曲。
俺がジョン・レノンの曲で一番好きな一曲。
補記その2:
ミュージアム併設のショップでは色々なグッズが売られている。
「WAR IS OVER(IF YOU WANT IT)」のロゴTとか。
でも、なんかそういうのは買う気にはなれず・・・・。
俺が欲しかったのは、ジョンが軽井沢で過ごしていた時のスナップ写真の中で着ていたTシャツ。
「WORKING CLASS HERO」とロゴ入りのもの。
あれ売ってれば買ったのになぁ。
補記その3:
とか思ってたら、ナイスなアイテムを発見。
「HOUSE HASBAND(主夫)」のワンポイントが入ったエプロン。
素敵!!(w
早速購入。帰ってきて、台所でこれつけて炊事しました。
楽しい〜♪
補記その4:
ミュージアム併設のカフェ。
こういうとこのカフェにしちゃ、随分としっかりとしていて。雰囲気はもとより、店員の躾とか、出すもの(俺はエスプレッソ、イバはロイヤルミルクティーを注文したが、美味かった)もしっかりしてるなぁ「そつがないね」と2人で感心してたのだが。
ここはジョンが定宿にしてた軽井沢万平ホテルに委託直営してる店なんだそうな。
納得。
っつーか、やるなぁ〜。