非常に緻密かつ馬鹿げた論理トリックを縦糸に、ファッキンでマザーファッカな父と息子の血と暴力の泥沼の確執、持て余した暴力性と決定的に欠乏した孤独の混沌の中にある純粋(ピュア)で汚れまくった魂を横糸にしたミステリー小説。
って書くと、まったくもって書いてる俺にもよくわからん紹介文だけど。
でも、そうとしか書きようがないじゃねぇか、ファック!!
タイトルの「煙か土か食い物か」は、作中の泥沼一家を一時的にかろうじて安定させていた一時しのぎの支柱であった婆さんが、末期の直腸癌に倒れ、激痛とモルヒネの錯乱の中で周囲に当たり散らしてぶちまけた言葉だ。
「どうせ人間、死んだら焼かれて煙になるか、埋められて土に還るか、他の生き物に食われるだけだ」と。
ミステリーは普段読まないし、核心的なことを書くとネタバラになっちゃうから、紹介するの難しいな。
まぁ、とにかくさ。
やったら難関でバカげたトリック、ご都合主義的に展開する謎解き(それでこそピカレスク・ロマンだとは思うが)、ぐちゃぐちゃなようで実はすごく練り込まれた構成、疾走するフォーレターワードの嵐(ファック!ファッキン!!マザーファッカー!サノバヴィッチ!!!)、安直だけど妙に納得する(させられちまう)結末のカタルシス。
いや、面白かった!!
なにが、とか。どーのこーので、とか。テーマが、とか。
んなこたぁどうでもいいんだ。
久々に読んで、なんか嫌でファッキンな気分になりつつ、最後にはスカッとさせてくれう小説だったよ。
サンキュー、最高に最低でマザファッカーなイカれて素敵な小説をありがとう!!
っつーわけで、明日からは滝本竜彦「ネガティブハッピー・チェーンソーエッヂ」を読む予定。
不死身のチェインソー男と美少女戦士の激闘の物語・・・・だそうな(んだよそれ?)
ま、これはこれで、面白そうだ♪