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2003年09月22日 17:24 : MUSES-C情報(まとめ)

うちのサイトは、サイト名にちなんで(あと俺の趣味でw)「星の王子様に会いに行きませんか?ミリオンキャンペーン」を応援してたわけですが。

トップページに貼っていた「MUSES-C」打ち上げ成功をひとまず外すにあたって、「MUSES-C」のその後について続報を。

●まず「MUSES-C」は、日本の人工衛星の慣習にならって、打ち上げ成功後「正式名」として「はやぶさ」と名づけられました。


●「はやぶさ」が目指す小惑星「1998SF36」は、ISAS(文部省宇宙科学研究所)の申請を受け、国際天文学連合の承認を得て「ITOKAWA」と命名されています。

 「ITOKAWA」は、日本のロケット研究の父と呼ばれる「故・糸川英夫博士」にちなんで命名されました。

 この糸川英夫博士については、こことか読んでいただくと片鱗が垣間見えますが。
戦後、日本のロケット開発を再開するにあたって、強力な牽引役となった「SF小説にでてきそうな」豪放磊落な人だったそうです。


●「はやぶさ」の一番の目的は「小惑星からの資料持ち帰り(サンプルリターン)」と、そのための技術の検証なわけですが。
 それ以外にも幾つもの技術検証が行われています。

#「探査」が主目的ではなく、そのための「手段」の確立が主目的なのですよ。


 その中でも本邦初となる「電気推進」(SFっぽく言うと「イオンエンジン」ですな)については、打ち上げ後 5月27日に点火試験に成功。
 6月25日には3台のイオンエンジンに点火し、加速を開始しました。


 とはいってもこの「電気推進」は、もんのすご〜っく「ゆっくり」としか加速できません。
 ISASの説明だと「1円玉2枚ほどの推力」しかないということなんですが。
 これって、推力比「2g」ってことでしょうか???
 まぁとにかく、ものすごくか細い、地球上だとそよ風にもならない程度の加速力しか無いということです。

 自動車を、後ろから口で「フゥフゥ」と息を吹き付けて加速させるような感じでしょうか?
 にもかかわらず、宇宙空間は空気抵抗が無く、減衰する要素も少ないので、微々たる加速力でもこれをずーっと続けることで、最終的に「時速4500km/h」というものすごいスピードに加速させることができるわけ。

 「電気推進」のメリットは「少ない燃料で、長く加速できる」という事なので、「目標速度を達成するまで急がなくてもいい」、つまり今回の小惑星探査のような用途にはうってつけなのです。


●今後の「はやぶさ」のスケジュール

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 2004年5月:地球に再接近、地球重力を利用したスウィング・バイによる加速。

 2005年6月:小惑星「ITOKAWA(1998SF36)」へ到着

       キャンペーンで募集した全世界80万人の名前の刻まれた
       ターゲットマーカーを小惑星表面へ投下

       世界初の無人操縦によるサンプル回収実験

 2007年5月:地球近傍へ再々接近
       サンプルカプセルを大気圏に突入降下後、本体は太陽をめぐる軌道へ
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番外ネタ

●9/22、木星探査機「ガリレオ」が14年の任務を終え、木星大気圏に突入。

 燃料切れと、このままではエウロパへ突入してエウロパを汚染するおそれがあったため(エウロパは、地球以外の太陽系内で「生命」が存在する可能性が最も高い木星の衛星)、木星大気圏へと突入させその最期を終えました。


 「ガリレオ」は、ただ通り過ぎるだけだったそれまでの外惑星探査機と違い、初めて木星圏に留まり続けた専用探査機。
 1995年に木星に到着した時なんか、思わず「今日人類がぁ〜はじめてぇ〜♪木星に着いたよぅ〜♪」って、たまの「さよなら人類」を歌ったっけ(←バカだこいつ)

 A.C.クラークも「俺は、ガリレオからのデータが届いたら書くぜ!」って、意気込んで「2001年宇宙の旅」シリーズの完結編を執筆する決意したぐらい、まぁとってもたくさんの功績を残した探査機だったわけですよ。

#でも書かれた「3001年宇宙の旅」の出来栄えは・・・・・(以下略)。

 おそらく近年のNASAのプロジェクトの中で、ハッブル宇宙望遠鏡に匹敵する成果を上げたんじゃねぇかと思います。

 いや、ほんと長い間お疲れさまでした。
 たくさんの知的興奮をありがとう!!


 それにしても、人類が直接木星まで足を延ばすのは何年先になるのかねぇ。


投稿者 : のむけん | カテゴリ : 宇宙 / 惑星探査機「はやぶさ」 | Updated at : 2008.3.26 14:32
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